水漏れの調査費用はいくら？種類や業者への依頼ポイントを解説

「水漏れの調査費用ってどれくらいかかるのだろう」と悩んでいませんか？

水漏れ調査を業者へ依頼する場合、あらかじめ調査費用を把握しておく必要があります。なぜなら、水漏れの調査費用を事前に把握しておけば、依頼の判断がしやすくなるからです。

この記事では、以下の3点についてお伝えします。

• 水漏れ調査の費用はいくら？
• 水漏れ調査の種類は何がある？
• 水漏れ調査の業者に依頼するポイント

このような疑問を持つ方は、ぜひ最後までご覧ください。

水漏れの調査費用はいくら？｜スピーディーな対応を忘れずに

水漏れにかかる調査費用の相場は、以下のとおりです。

種類	価格
音聴法	8,000～15,000円
漏水探知法	12,000～15,000円
ガスを用いた加圧+漏水探知法	20,000～30,000円

ただし、水漏れ箇所の特定に時間がかかった場合は、業者にかかった時間分の追加料金を請求される可能性があるため気をつけましょう。入居者の過失による水漏れは、基本的に入居者負担です。そのため、入居者全員に個人賠償責任保険へ加入してもらうと安心でしょう。

とはいえ、入居者から水漏れ被害を申告されたのにもかかわらず、修繕を放置して被害が拡大してしまった場合はオーナーが費用負担をしなければいけない可能性があります。そのため、水漏れの申告があった場合にはスピーディーな対応が大切です。

水漏れ調査の種類｜調査費用の推測を

水漏れ調査の種類は、以下の3つです。

• 音聴法
• 漏水探知法
• 自力で水漏れを確認する方法

水漏れには、音や振動で調査する種類が3つあります。水漏れ調査の種類とは別に自力で水漏れを確認する方法もあります。

調査費用の推測のために、事前に複数の業者から見積もりを取っておくとよいでしょう。それでは、水漏れ調査の種類について順に説明します。

音聴法｜音聴棒を止水線や水道メーターに当てる

音聴法は、水漏れを確認するための道具である「音聴棒」を使って、かすかな音から水漏れ箇所を特定する方法です。音聴棒は先端に耳あて部がついていて、中には聴診器のように音を増幅させる共振版がついています。

音聴法には、次の2つの方法があります。

種類	説明
埋設管露出部音聴法	バルブや水道メーターなど露出した配管に音聴棒を当てて水漏れ箇所を特定する方法地下に埋まった配管など、水漏れを目視確認できない場所に有効
路面（埋設配管）音聴調査	0.5～1.0ｍ間隔で漏水調査機を使って、地上から水道管の水漏れを特定する方法環境音や雑音が入らないよう、調査は深夜から早朝に行うことが多い

上記の2つの種類の違いを把握し、それぞれの意味合いを混同しないように気をつけましょう。

漏水探知法｜水漏れの音をヘッドホンで聞き取るもの

漏水探知法は、配管経路を把握している時点で導入可能な方法です。漏水探知法では、特殊な機械を道路やコンクリートへ当てて振動を起こし、水漏れをしている場所を音で特定します。

ただし、漏水探知法は奥深い位置に水漏れ箇所がある場合は特定しにくいです。漏水探知機では人の耳で水漏れ箇所を特定します。しかし、相関式漏水探知機はセンサーを使って水漏れ箇所を特定するため、比較的調査の質が保たれやすい特徴があります。

スピーディーに水漏れ箇所を特定したい場合、漏水探知法を実施している業者を探すとよいでしょう。

自力で水漏れを確認する方法｜五感を使う

水道代が急激に高騰し、水漏れが疑われる場合は、目や耳を使って自力で水漏れを確認してください。水道代が急激に高騰した場合は、ほかのトラブルが発生している可能性があるからです。

例えば、トイレタンク内の部品に不具合が発生してしまい、水が流れっぱなしになっている可能性も考えられます。

また、家の全部の水道の蛇口を締めた状態にして、水道メーターにあるパイロットを確認すれば、水漏れの原因を特定できるでしょう。

なお、自力で水漏れを確認する場合は、タオルやバケツを用意して応急処置ができるよう準備をしておいてください。

基本的に応急処置をする際は、専門業者へ修理するべきです。ただし、水道の元栓を締めたり、給水シートを敷いたりして対処できるのであれば、オーナーが自ら応急処置を施すとよいでしょう。

水漏れ調査の業者に依頼するポイント｜複数から選定

水漏れ調査の業者に依頼するポイントとして、以下のとおりです。

• 複数の業者に相見積もりをとる
• 対応スピードや口コミなど総合的に判断する
• 出張料金や追加料金の有無

上記のポイントに気をつけたうえで、水漏れ調査の業者を探しましょう。

複数の業者に相見積もりをとる｜修理内容や料金設定の明確さ

水漏れ調査の業者に依頼するポイントとして、複数の業者に相見積もりの請求が挙げられます。複数の業者に相見積もりをとれば、どの業者が一番費用を安く抑えられるのかが把握できるからです。

もし、複数の業者へ相見積もりを取らなければ、相場より大幅に高い料金で調査をされるかもしれません。できるだけリーズナブルに水漏れの調査をするためにも、複数の業者へ相見積もりをとるように心がけましょう。

対応スピードや口コミなど総合的に判断する｜安心して依頼するために

水漏れ調査を業者に依頼する際は、対応スピードや口コミなどを総合的に判断して業者選びをするとよいでしょう。口コミから対応スピードが把握できれば、早期に水漏れの調査を完了でき、これ以上の悪化する事態を防げます。

また、口コミを確認すれば、業者の接客態度や料金、対応スピードなどが総合的に判断できるため、安心して調査を依頼できます。安全な業者であると判断して依頼するためにも、対応スピードや口コミなどを確認してみてください。

出張料金や追加料金の有無｜リーズナブルな価格で調査するために

相見積もりを業者へ依頼する際は、あらかじめ出張料金や追加料金の有無を確認する必要があります。出張料金や追加料金の有無で発生する料金は、業者によって大きく異なるからです。

調査費用自体が安くても、出張料金や追加料金次第ではほかの業者よりも高くなるかもしれません。リーズナブルな価格で調査をするためにも、出張料金や追加料金が発生しない業者を選ぶとよいでしょう。

まとめ

水漏れの対応が緊急性が高いため、事前に調査を依頼できる業者を選定しておくのがよいでしょう。

水漏れの調査費用の相場は8,000〜30,000円までと幅広く、依頼する業者や調査方法によって異なります。そのため、リーズナブルな価格で調査するには相見積もりの取得が欠かせません。

入居者が安心して過ごせるビルやマンションを維持するためにも、水漏れ調査をする際は迅速な対応を心がけてください。