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やめたほうがいい太陽光発電とは?【2023年版】

豆知識
やめたほうがいい太陽光発電とは?【2023年版】

「屋根のリフォームをする際に、太陽光発電って検討したほうがいいのだろうか?」

「光熱費を抑えたいけど、太陽光発電って実際どうなの?」

新築してから10年以上経過し、屋根や壁のリフォームを検討している方のなかには、このように考えている方はいらっしゃるのではないのでしょうか。

この記事では「太陽光発電システムはやめたほうがいいと言われる理由」と「設置したときによいと言われる理由」をそれぞれ解説します。デメリット・メリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

デメリット|「やめたほうがいい」4つの理由

なぜ世間では、「太陽光発電はやめたほうがいい」と言われるようになったのでしょうか?まずは、やめたほうがいいと言われるようになった理由について調べてみました。

デメリット1、雨漏りなどの不具合

太陽光発電の設置後に起こるトラブルは、施工不良による雨漏りが1番多く報告されています。

太陽光発電の設置工事をする際は、設備を固定するために屋根に穴を開ける必要があり、防水加工がおろそかになると雨漏りが発生します。

屋根の雨漏りはゆっくりと浸水するため、設置後しばらくしてからわかるケースも少なくありません。

そのため、雨漏りの被害を防ぐには、建築に関するさまざまな専門知識と技術を備えた業者を選ぶのがポイントです。特に屋根・外壁に詳しい業者を選ぶのがよいでしょう。

デメリット2、100万以上の初期費用

太陽光発電システムを設置するには、太陽光パネルのほかにパワーコンディショナーや架台、設置工事などが必要です。

太陽光発電システムの1kWあたりの設置費用

項目金額
太陽光発電パネル14.5万円/kW
パワーコンディショナー4.2万円/kW
架台2.1万円/kW
工事や手続きの諸費用7.1万円/kW
合計28.1万円/kW

出典:令和5年度以降の調達価格等に関する意見(案)|経済産業省、P22

太陽光発電の設置費用は年々安くなっています。しかし、設備導入すれば100万円以上になる可能性が高く、ある程度のまとまった金額になるのは避けられないでしょう。

デメリット3、売電価格は下降傾向

太陽光発電の売電価格は、年々下降傾向です。

住宅用太陽光発電の売電価格は、制度スタートした2012年は42円/kWhでしたが、2023年現在では16円/kWhにまで下落しています。

売電価格の推移(10kW未満)

年度売電価格(税込み)
2012年度42円/kWh
2020年度21円/kWh
2021年度19円/kWh
2022年度17円/kWh
2023年度16円/kWh

参照:経済産業省 資源エネルギー庁 FIT・FIP制度

なお売電金額を確定するには、各電力会社の連系申請が必要です。申請の締切日もあるため、気になる方は契約している電力会社のWebサイトを確認ください。

デメリット4、10年後にはメンテナンス費用が必要

太陽光発電システムは20〜30年以上発電すると言われていますが、定期的なメンテナンスが必要です。各部品の不調や故障が発見された場合、基本的に交換が必要でしょう。

耐用年数・寿命

部品耐用年数
太陽光パネル20年~30年
パワーコンディショナー10年~15年

なお、太陽光発電パネルの出力を25年間保証しているメーカーもあるので、検討する際には保証についても確認するのがおすすめです。

メリット|「設置したほうがいい」3つの理由

もちろん太陽光発電システムを設置した場合には、デメリットだけでなく大きなメリットもあります。ここからは、太陽光発電システムを設置したほうがいい3つの理由を詳しく解説します。

メリット1、上がり続ける電気料金を削減

太陽光発電システムは、昼間太陽の光があれば発電し、電力会社から買っている電気を削減してくれます。また、パネルには遮熱効果があり、屋根から侵入する太陽光の熱を遮断し、夏場のエアコン代などを抑えられます。

今後もさまざまな要因で電気代が上がり続ける可能性もあり、太陽光発電はさらに注目されるでしょう。

主な電気料金が値上がりする要因

  • 発電に必要な天然ガスの値上がり
  • ウクライナ侵攻による燃料費調整額の上昇
  • 再生可能エネルギーに普及による再エネ賦課金の増加

電気代の高騰は外的要因が強く、光熱費を少しでも減らしたい方は太陽光発電システムがおすすめです。

メリット2、災害時の非常用電源として活用可能

住宅用太陽光発電は、光熱費の軽減だけでなく非常時の電源としても役立ちます。万が一停電しても、パワーコンディショナーの自立発電機能により、携帯電話の充電など家庭内で電気を使用できます。

なお、自立運転で出力できる電気量は1,500Wが上限です。一般的な家電製品である、テレビ(約200W)や携帯電話の充電(5W)などほとんど使用できます。

メリット3、蓄電池との相乗効果

蓄電池と併用できるのも、太陽光発電の大きなメリットです。

太陽光発電は、夜間に発電できず、電気を貯めておくことができません。しかし、蓄電池を用意すると、日中に発電された電気を貯められるため、夜間や消費電力の多い時間帯に自家消費や災害時に使用が可能です。

太陽光発電の設置には屋上防水が重要

太陽光発電の設置を考えるなら、屋上防水についても考えなければなりません。ここからは、なぜ屋上防水の視点から考える必要があるのか、おすすめの理由を3つ解説します。

おすすめ1、屋上防水の見直しが必要

先ほども紹介したように、太陽光発電システムの設置に伴うトラブルで多いのは「雨漏り」です。

施工会社によっては、防水層の構造をしっかりと理解せず、設置することだけに注力してしまうケースもあります。

屋根や防水層の知識がないまま施工すると、10年〜20年後に経年劣化によりあとから雨水が侵入してしまうことも少なくありません。

そのため、太陽光発電を設置する際は、屋上防水工事に理解がある、または施工実績の多い専門業者に相談するようにしましょう。

(防水工事インフォメーション)

おすすめ2、同一業者を選ぶ

太陽光発電システムの販売業者には、太陽光発電システムを販売する会社と、施工会社が違う場合があります。

自社施工でなく、外注業者など下請けに施工させた場合、責任の所在が曖昧になる可能性もあるため、事前に施工業者を確認するのがポイントです。

なかには、太陽光パネルが屋根に取りつけばよい等の無責任な考えをする業者もいます。アフターサービスなど、細かい部分にまで配慮されない場合もあるため、施工業者はしっかりと確認しておきましょう。

おすすめ3、長期的なメンテナンスができる施工業者選び

太陽光発電を設置後も、10〜30年の長期間にわたるメンテナンス可能な会社を選ぶのが大切です。

設置前に想定していなかったトラブルが起きたときも、メンテナンスに対応してくれる会社であれば安心して相談できます。

施工業者を選ぶ際は、電気工事だけでなく、躯体の構造や防水工事に長けた長期的なメンテナンスができる業者を選びましょう。

太陽光発電は防水業者に依頼しよう

「防水工事を検討したい」「太陽光発電の設置のアドバイスもしてくれる会社は?」など住まいのお困りごとがあるときは、ぜひ防水工事インフォメーションに相談ください。

太陽光発電システムにも詳しい防水工事業者を簡単に調べられるため、住宅に適した施工方法も提案してもらえます。

防水工事インフォメーションのバナー
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