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工法の種類

防水の種類ごとの特徴を解説いたします。
種類毎に耐用年数や金額、お勧めの仕様箇所等が大きくことなりますので、各防水の種類の特徴を理解しながら、防水工事会社の選定を進めて行きましょう。

価格平場1㎡あたりの金額 メーカー保証 耐久年数 お勧め対象
ウレタン防水<密着工法> 3,000円〜6,500円 5年、10年※トップコートによりメンテナンスあり 12年前後 鉄骨造以外
ウレタン防水<通気緩衝工法> 4,000円〜8,500円前後 10年 13年前後 全て
塩ビシート防水<機械固定工法・密着工法> 3,000円〜6,500円前後 10年 13年前後 全て
アスファルト防水<トーチ工法、常温工法> 3,000円〜8,000円 10年※メンテナンスあり 20年前後 鉄筋コンクリート
工法1

ウレタン防水<密着工法>

ウレタン防水<密着工法>とは塗るタイプの防水工法として最もスタンダードな工法です。
下地の形状に馴染み、水密性が高く継ぎ目のない連続被膜が得られるのが特徴です。
一言でいうと、塗るだけで防水層が形成できる工法です。ウレタン防水材は不定形材料(液体)の為複雑な形状でも確実に施工できるのが特徴です。更に面積当たり他工法に比べ軽量です。
施工場所に物があっても別素材の旧防水層があっても、その上から施工もほとんどの場合で可能です。
材料を塗るだけなので、比較的簡単な工事で工期も短く済みます。既存防水層を傷つけることなく施工が可能で施工中の漏水事故の心配もありません。
メリット
補強用クロスや高強度の防水材を使用することにより、より優れた防水性能を発揮できます。
保護塗料をフッ素樹脂やシリコン製の塗料にアップグレードすることで耐久性も長くなり、保証期間内のメンテナンスもなくなります複雑な形状の部位にも継ぎ目のない防水層を形成する為、優れた防水性能を発揮できます。また、火器やドリルを使用することなく周囲の環境にも配慮して施工が可能です。環境に配慮された弱溶剤や完全に水性の材料もございます。
デメリット
ウレタン防水は簡単に防水層を形成できるため最も多く使われています。短所らしい短所はありません。しかしあえて挙げるならば人の手で塗る為、完全に均一にならないこと、完全な外観にはならないという事でしょうか。もちろんこれは職人の技量で最低限にできます。他には経年劣化と亀裂、膨れに弱いことが挙げられます。これらは通気緩衝工法にするか保護塗料のアップグレードなどで解決することができます。
工法2

ウレタン防水<通気緩衝工法>

ウレタン防水<通気緩衝工法>とは、密着工法の上位グレードで、下地の状態、仕様により通気緩衝シートを貼る工法です。下地のコンクリート内に滞留する水分は、気温が上がると気化し防水層に膨れを生じさせることがあります。これらを脱気筒から逃がす事により防ぐことができます。
メリット
水蒸気の圧力を拡散させ局部的な膨れを防止する効果があります。シートを貼ることで下地のひび割れに防水材が追従して破断することがなくなります。シート状の物を貼るので密着工法よりもより防水性能と耐久性が高くなります。
保護塗料については密着工法同様に上級グレードにすることで保証期間中のメンテナンスの必要はありません。施工が可能な既存下地の場合はウレタン防水通気緩衝工法を選択すればほとんどの場合で問題ありません。
デメリット
床面のみに施工が可能ですがシート状の物を貼る為複雑な形状の箇所は密着工法で対応になります。あまり複雑な箇所や物、据え置きのエアコン室外機が多い場合、障害物や架台が多い場合などには施工面積のほとんどが密着工法になります。密着工法同様短所らしいものは同じで、他工法よりも高額になりがちです。
工法3

塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩ビ製のシートを貼るシート防水です。機械固定工法と密着工法があります
機械固定とは、シートを既存防水層の緩衝を受けないように絶縁して、直接下地と接着しないように施工します。シート自体に伸縮性があるため、建物の揺れや動きに非常に強く特徴を発揮できます。直接接着しない為、下地の工法や状態にほとんど影響を受けません。どんな防水工法の上にも施工が可能です。
密着工法とは新築時に持ち入れられ直接ボンドで接着させて施工します。非常に安価に施工ができ保証期間中メンテナンスなく保証を受けることができます。機械固定も同様です
従来ゴムシート防水やアスファルト防水ではシートの重ね部の破断や剥がれに弱みがありましたが、塩ビシート防水ではシート自体を溶かして一体化させることで破断や剥がれを防止することができます。
メリット
耐久性に優れ、塩害、鳥害を防ぐことができます。保証期間内にメンテナンスをする必要はなく保証を受けられます。しかし保護塗料を保証期間内で塗ることにより塩ビシートの劣化を防ぎより耐久性を長くすることも可能です。
下地の劣化がかなり進んだ場合でも、表面を平滑にさえできればどんな状態でも施工が可能です。使用するメーカーにもよりますが15年耐久するとうたわれているメーカーもあります。
主に鉄骨造の建物に多く用いられていますが、どんな構造にも施工が可能で適しています。構造を選ばずに施工が可能です。唯一、木下地の場合は密着工法のみ施工が可能です。
デメリット
機械固定の場合は下地に無数の穴をドリルで空けます。その際に騒音や突然の雨での漏水被害の可能性があり、近隣様、住人様への配慮が必要になります。急な雨天に弱く工期を長く設定する必要があります。
梅雨時期や台風シーズンには十分配慮して施工する必要があり、経験や技術が非常に重要になってきます。
しかしながら、十分な知識と技能があれば防水性能や一般的な耐久年数もメンテナンスなく最も長くなります。
工法4

アスファルト防水

アスファルト防水にはシート防水と塗るタイプの防水があります。塗るタイプの防水は基本的に外部ではあまり使用しないのでここではシート防水の説明をいたします。シート防水の中でもシートを炙って貼るタイプと、自着タイプがありどちらも金額はほとんど同じです.。炙って貼るトーチ工法は最も歴史が長く新築時に多く用いられる工法です。歴史も長い為材料自体の不具合もほとんどなく安心できます施工にはガスバーナーでシート自体を溶かして貼り込みます。シートの重ね部も溶けた材料が気密性を形成するので安心です。
自着タイプの工法は一般的に常温工法又は冷工法と呼ばれます。自着タイプなので火器を使用することなく施工ができますが、簡単に施工できる分シートの重ね部や貼り方に十分注意が必要です。メーカー推奨の施工手順でしっかり施工できるかが鍵となります。
メリット
大きなコンクリート造の建物では多く用いられており、絶大な信頼をおかれています。シート自体の表面には自然の細かな砕石が施されており、表面も頑丈にできております。多少のことではシートに穴が空いたりしません。1層貼りと2層貼りがあり金額は大きく異なりますが、2層貼りは非常に強固な防水性能を発揮します。1層貼りでも十分な防水性を発揮できます。屋上に保護コンクリートを打設する場合や外断熱で施工する場合に最も適しています。
デメリット
トーチ工法では火器を使用する為取扱いに注意が必要です。常温工法の場合は貼り方や施工手順に十分注意を払い適切な施工方法で施工する必要があります。歴史も長く工事業者も多く存在する為価格競争が激化しております。適正価格を調べる注意が必要です。常温工法は特に施工不良で漏水事故が発生しやすいです。
保護塗料を劣化具合により10年以内に3回程度塗り替える必要があります。10年毎で中長期の予算を考えると割高になってしまいます。

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